日本体育学会大会予稿集
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第67回(2016)
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一般研究発表(04) 運動生理学
04生−26−口−12 高濃度炭酸水への浸漬時の皮膚血管拡張と温度感覚上昇機序
TRPチャネルの関わり
*西村 直記
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p. 151_3

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抄録

 高濃度炭酸水(1000 ppm;以下、炭酸水)への浸漬時に観察される特徴的な生理的現象として、浸漬部位での皮膚血管拡張と温度感覚の上昇があげられる。本研究は、皮膚感覚神経末端に存在する温度感受性TRP(transient receptor potential)チャネルと皮膚血管拡張および温度感覚上昇機序との関わりについて検討した。被験者の両側の前腕屈側部位に、皮膚温受容器(TRPV1)を活性化させるカプサイシンや皮膚冷受容器(TRPM8)を活性化させるメントールを塗布した後、右前腕を炭酸水に、左前腕を水道水(水温はいずれも33℃)にそれぞれ同時に10分間浸漬させた。その結果、カプサイシン塗布時では、炭酸水への浸漬側が水道水への浸漬側に比べて痛みや熱感を伴う温度感覚がより上昇した。他方、メントール塗布時では、水道水への浸漬時にみられる温度感覚の低下が、炭酸水への浸漬側では抑制された。これらの結果は、経皮的に吸収されたCO2がTRPV1やTRPM8を修飾させた可能性を示唆するものである。更にTRPV1ブロッカー用いた実験結果と共に報告する。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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