日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第68回(2017)
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一般研究発表(14) 介護福祉・健康づくり
14介−09−口−02 ノルディックウォーキング講座による短期間の運動介入が中高齢者の体力特性に及ぼす影響
三島市ノルディックウォーキングガイド養成講座に着目して
*谷津 祥一祝原 豊辻川 比呂斗杉山 康司
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p. 306_2

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抄録

 【背景】ノルディックウォーキング(NW)は、2本のポールの使用により歩行の安定、体力の向上が見られることから、幅広い年齢層に対してリハビリテーションやトレーニングとツールして用いられている。本研究では、一般公募で選ばれた幅広い年齢層に対しての体力測定を行い、介入頻度が少なく参加者の自発的なNWの実施を促す講座が、体力に及ぼす影響を検討した。【方法】被験者は、三島市がNW講座実施のため一般公募した中高齢者 男性24名、女性47名の計71名とした。歩行能力の変化を総合的に把握できる体力テストとして、立ち上がりテスト、長座体前屈、開眼片足立ち、10m障害物歩行、6分間歩行の5項目を講座前後にて実施した。講座の期間は6週間で、2週間に1回の頻度にて計4回集合型講習を実施した。各講座の間は参加者に自宅で自主的なNWの実施をするよう指導し、NW習慣に関するアンケート調査を行うことで運動時間、頻度を集計した。【結果】今回の講座おいて、記録が向上した体力要素は、脚筋力、バランス能力、コーディネーション能力、持久性能力であるが、NWを実施した中で元々の体力レベルにより記録の向上に影響が出ることも明らかとなった。

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© 2017 一般社団法人 日本体育学会
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