日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
ISSN-L : 2424-1946
第69回(2018)
会議情報

企画シンポジウム3
実践科学分野の立場から(体育系大学の動向も含めて)
中川 昭
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 11_2

詳細
抄録

 日本体育学会はこれまで専門領域の活動を軸として発展してきた。そして近年ではこれらの専門領域を基盤に次々と独立学会が設立され、それぞれ活発に活動が展開されている。このことは学問の発展過程を考えると至極当然のことである。しかし一方で、このことにより、体育学会が果たすべき役割について再検討が避けられない状況が生まれている。すなわち、各独立学会の活発な活動とは裏腹に、体育学会において実践的課題に向け研究知見を統合化させようとする意欲、努力は益々薄れている。また、体育学会と各独立学会の活動の間に整理すべき重複が起きている。このような状況変化を踏まえ、シンポジウムでは体育学会の今後の方向性を提案したい。

 体育学会の名称問題は難しい問題である。ただ英語名称については、体育、スポーツ、健康を含む適切な名称になっており、国際的には全く問題はないと考える。しかし日本語名称については、英語名称をそのまま翻訳すれば意味的には適切な名称となるが長すぎる。したがって、これら3つの分野を代表する用語を冠して学会名とする必要があるが、現状では体育を広義に捉えた「体育学会」に代わる適切な名称はなかなか見当たらない。

著者関連情報
© 2018 一般社団法人 日本体育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top