日本体育学会大会予稿集
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第69回(2018)
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企画シンポジウム4
若手研究者が体育学の学びとキャリアパスを考える:私が研究の道へ進んだ理由
鈴木 宏哉根本 みゆき
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p. 12_1

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抄録

 昨年、日本体育学会第68回大会本部企画(若手研究者特別委員会)として、「若手が担う体育学の未来~温故知新、そして若手ネットワークの構築に向けて~」を行った。この企画は、日本体育学会のこれまでの歩みと変化する学会内外の状況を踏まえ若手研究者が自らの立ち位置を自覚的に問いながら、体育学の未来を展望する試みであった。その中で、現在の体育・スポーツ系大学院生は必ずしも体育学会に入会していない、言い換えると、体育学の軽視とも思える実態が浮き彫りとなった。一方で体育学会が15の専門領域を有する多様な研究者集団である強みを生かす必要性も指摘された。

 体育学(会)の発展においては、体育学を専門に学ぶ若者を増やすことは必要不可欠である。その意味では、大学院進学後の学びや修了後の進路について、魅力あるロールモデルを示すことが求められる。

 本企画では、多様な学びと研究テーマ、そして多様な経歴をもった若手研究者をパネリストに招き、学生時代に何を考え、現在何を思うのかを語ってもらう。さらには研究者としての夢や体育学(会)の今後について語ってもらい、岐路に立つ若手研究者や大学院生に対する道しるべとしたい。

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