日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(13) アダプテッド・スポーツ科学
13ア-25-ポ-11 高等特別支援学校におけるハンドボール指導に関する研究
*梅田 千尋竹田 唯史石井 由依
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p. 293_1

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抄録

 本研究は、知的障害高等特別支援学校の生徒を対象とし、ハンドボールの面白さや楽しさを体感出来る指導計画を作成して実験授業により検証することを目的とする。対象は、男子生徒10名で、10時間で指導した。指導内容は、第1段階「ゴールキーパーを無設置でシュートを入れる」、第2段階「ゴールキーパーを設置してシュートを入れる」、第3段階「パスをもらう為にボールを持っていない人は、ボールを持っている人より前に走る」、第4段階「ボールを持った人は、目の前の状況を判断して、シュートもしくはパスをする」、第5段階「ディフェンスは、ボールを持っている人を守り、ボールの流れを止める」、第6段階「速攻攻撃」の順で位置付けた。実験授業では、得点することを目的とした個人技能を学習後にボールを持っていない人の攻撃の動きを学習した。最初に攻撃の動きを学習したことでスムーズなコンビネーションプレイに繋がった。また、攻撃力が上がったことで守備の学習を深めたことで、得点しにくい環境を作ることで攻撃力も上がり、試合の内容が高度化して行った。今後は、同校の生徒でも障害が重たい生徒でも実施できる指導計画を作成していくことである。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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