主催: 一般社団法人 日本体育学会
会議名: 日本体育学会第69回大会
開催地: 徳島大学常三島キャンパス/あわぎんホール
開催日: 2018/08/24 - 2018/08/26
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昨年度の本シンポジウムでは、「懐疑主義的スポーツ論」をめぐる議論の中から、スポーツの流行、大衆化、そして熱狂という問題が紡ぎ出されてきた。体育・スポーツ史研究の立場からも議論に即して、最終的には「スポーツをする人」を大切にすべきことを提起した。
今年度も引き続き「スポーツをする人」を起点にしながら、体育やスポーツの実践において、人間がどのように捉えられているのかを、「人間観」の思想として捉えつつ、論じてみたい。
特に今回の報告では、まず太平洋戦争下における日米戦闘機の性能比較に内在する「人間観」の思想を紹介し、その視点を援用しながら2015年前後に起きた「組み体操問題」を具体的事例として、そこに内在する「人間観」を引き出し、いかに思想が貧弱もしくは不在であるかを考察する。
以上を骨子として「人間観」の思想をもとに、人間が実践しているにもかかわらず人間不在となりつつある体育やスポーツについて論じ、思考、思想の鍛え上げの必要性、そして体育哲学への希望を体育・スポーツ史研究の立場から提言していく。