日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第70回(2019)
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09 体育方法
09方-11-ポ-52 2018~19年モーグルW杯における得点分析
*堀島 有紗塚元 佑真中島 大貴桜井 伸二
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p. 276_1

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抄録

 【緒言】モーグルはターン(60%)、スピード(20%)、エアー(20%)の3要素の合計得点を競う競技である。【目的】3要素それぞれの得点と総得点の関係を明らかにすることと、W杯において決勝(上位16名)、スーパーファイナル(上位6名)へ進出するための得点を明らかにすることを目的とした。【方法】2018~19年W杯シングルモーグル全7戦の公式リザルトより、ターン、スピード、エアーのそれぞれの得点と総得点との相関関係を調べた。また、各大会の予選および決勝を通過する選手の最低得点の平均値を算出した。【結果・考察】男女ともにターンと総得点の相関関係が3要素の中で最も強く(r=0.982)、ターン技術の向上が上位進出の鍵であることが示唆された。また、決勝に進出するためには男子では総合得点74.29±1.20点(ターン45.19±1.38点)、女子では66.31±2.50点(ターン39.30±1.48点)、スーパーファイナルに進出するためには男子では79.56±1.56点(ターン47.36±3.04点)、女子では74.42±2.56点(ターン44.97±1.41点)が必要であることがわかった。

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