日本静脈経腸栄養学会雑誌
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特集
日本の栄養療法における看護師の役割を考える
山田 繁代
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2019 年 34 巻 5 号 p. 311-315

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抄録

静脈栄養法や経腸栄養法が導入されて約半世紀が経過した。その間、静脈栄養輸液剤・経腸栄養剤、使用する器具・器材が次々と開発され、また、マニュアルやテキストも多く発行され、栄養管理は方法として確立し、質的にも飛躍的に向上した。今日に至るまで医療現場で医師、看護師、薬剤師、管理栄養士たちは、中心静脈栄養(total parenteral nutrition;以下、TPNと略)、経腸栄養(enteral nutrition;以下、ENと略)管理において種々のトラブルや合併症に遭遇し、その都度改善に向けて取り組みをしてきた。なかでも患者に一番近い存在である看護師は、患者が安全で効果的にTPN・ENを受けられるよう、試行錯誤を繰り返しながらその管理法を確立してきた。さらに患者のquality of life(以下、QOLと略)向上のため周期的輸液法や在宅静脈栄養法を導入するなど、その時々のニーズに応えられるよう学びながら工夫を重ねながら実践してきた。ここでは私が、看護師として栄養療法にどうかかわってきたかについて述べるとともに、日本静脈経腸栄養学会初代看護師部会長としての活動について振り返ってみる。

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© 2019 日本静脈経腸栄養学会
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