日本静脈経腸栄養学会雑誌
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特集
日本の栄養療法の歴史と高齢社会への対応
中村 丁次
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2019 年 34 巻 5 号 p. 316-319

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抄録

我が国の栄養療法は、病院給食を起点にて、医療の近代化、疾病構造の変化、さらに臨床栄養学の進歩により形成されてきた。疾病の予防、治療への有効性を追求した食事療法は、歴史の過程で、栄養が治療効果やquality of life(QOL)、さらに医療費や介護費に影響を与えることを明らかにしたことから、栄養状態の改善も目標にするようになった。食事のみならず静脈経腸栄養が発展する中で、栄養療法は包括的概念へと変化した。疾病が複合化する高齢社会では、栄養療法を実践するマネジメントケアによる総合的栄養管理が必要になった。

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© 2019 日本静脈経腸栄養学会
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