体力科学
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カエル縫工筋の反射性収縮における張力と電気的活動の関係について
皆川 孝志河合 洋祐佐藤 吏丹生 治夫
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1971 年 20 巻 3 号 p. 151-158

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抄録
1) 生体内で, 且つ他の大腿筋群からの電気的及び機械的反応の影響を除去したカエルの縫工筋を用い, 同側足部の摩擦刺激により, 反射性収縮を起させ, 細胞外誘導により活動電位, その積分値及び発生張力を同時記録した。
2) 活動電位の積分値と張力の力積との間の関係は単極誘導, 双極誘導いずれの場合にも非常に高い正の相関関係がみられた。
3) 筋の電気的活動の量的測定はミラー積分計による積分法が最も正確かつ実際的測定方法であることがわかった。
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© 日本体力医学会
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