日本門脈圧亢進症学会雑誌
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総説
リンパ管新生:その機序と肝臓病治療への可能性
近藤 礼一郎岩切 泰子
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ジャーナル 認証あり

2021 年 27 巻 1 号 p. 12-15

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抄録

リンパ管は組織液の恒常性維持,免疫細胞の制御などの機能を有し,近年ではリンパ管新生が炎症性疾患における局所の炎症改善,組織の修復に関わることが報告されている.肝臓においても,多くの肝疾患で病態の背景に炎症による組織傷害があり,リンパ管新生が新たな治療戦略となるか注目されている.本稿では,肝疾患動物モデルを用いた最近の研究からリンパ管新生の肝臓病治療への可能性について概説する.

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© 2021 日本門脈圧亢進症学会
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