日本門脈圧亢進症食道静脈瘤学会雑誌
Online ISSN : 2187-1213
Print ISSN : 1341-6375
ISSN-L : 1341-6375
B-RTOによる胃静脈瘤治療例の予後の検討
金川 博史川西 輝明後藤 賢一郎香山 明一美馬 聰昭関谷 千尋
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 4 巻 3 号 p. 219-221

詳細
抄録
胃穹窿部静脈瘤に対して施行したB-RTO80例の長期予後を検討した.累積生存率は1年93.3%, 5年55.3%であった.また胃静脈瘤の累積再発率は3年1.4%, 5年, 6年4.4%と低率であった.遠隔死因の50%は肝癌死であり, B-RTO施行例では肝癌の有無が予後を規定する第一の因子と考えられた.
著者関連情報
© 日本門脈圧亢進症学会
前の記事 次の記事
feedback
Top