2022 年 59 巻 3 号 p. 292-295
ウィリアムズ症候群(WS)は妖精様顔貌,視覚性認知障害,心血管系病変などを特徴とした稀な疾患であり,染色体7q11.23微細欠失を病因とする.症例はWSの13歳男児で腸重積を契機に小腸原発のバーキットリンパ腫,Murphy分類stage IIと診断された.多剤併用化学療法を施行し治療終了後3年以上経過した現在も寛解を維持している.近年同症候群における悪性リンパ腫発症の報告が散見される.WSの病因である7q11.23の微細欠失領域に位置する遺伝子が関連している可能性がある.