Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
原著
びまん性特発性骨増殖症に伴う胸腰椎過伸展型骨折に対して新たに考案した腹臥位スクリュー挿入・前屈側臥位ロッド固定法の治療経験
工藤 考将竹内 陽介会田 育男
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2020 年 11 巻 10 号 p. 1169-1176

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抄録

はじめに:びまん性特発性骨増殖症(DISH)に伴う過伸展型椎体骨折に対して腹臥位スクリュー挿入・前屈側臥位ロッド固定法を新たに考案した.

対象と方法:腹臥位で前方開大が整復されない3症例に対し,腹臥位で椎弓根スクリューを挿入し,前屈側臥位での整復後ドミノコネクター間でロッドを連結させ固定した.

結果:全例術後にスクリュー脱転や神経学的悪化は見られなかった.

結語:本法は腹臥位で整復されないDISHに伴う胸腰椎の過伸展型椎体骨折に対して,有用な手法の一つと考える.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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