JCHO東京山手メディカルセンター脊椎脊髄外科
2020 年 11 巻 10 号 p. 1184-1192
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骨粗鬆症性椎体骨折による遅発性神経麻痺に対し,後方からHA(hydroxyapatite)スペーサーを挿入して椎体を再建する方法を実施した.26例中26例全例で背部痛と歩行障害は改善した.調査時局所の矯正損失角度は平均5.0度であった.この方法は損傷されていない椎間板を利用してできるだけ小範囲で椎体を再建する方法である.今後長期に経過観察をする必要があるが,骨粗鬆症性椎体圧潰に対する手術方法の選択肢の一つになりうると考えられる.
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