公立陶生病院整形外科
2020 年 11 巻 4 号 p. 754-757
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結核性脊椎炎は広範囲に炎症が波及していることが多く,病巣の掻爬後に骨欠損が大きくなるため移植骨獲得に難渋する場合がある.我々はL1とL2椎体が高度に破壊された結核性脊椎炎に対して,前方から罹患椎体の掻爬後に血管柄付き肋骨移植を行った1例を経験した.術後の経過は良好である.多椎間にわたる胸腰椎前方病巣掻爬後の骨欠損に対し,血管柄付き肋骨移植術は有用である.
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