豊橋市民病院脊椎外科
名古屋大学整形外科
2020 年 11 巻 4 号 p. 758-763
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症例は66歳男性.腰痛,発熱で受診.膀胱癌に対するBCG注入療法後に結核性脊椎炎に罹患した.抗結核薬内服を開始したが病変部が拡大傾向であり,病巣掻把と腸骨移植及び後方固定を行った.しかし,術後も治療が奏功せず,計3回の手術を行った.3回目の手術では腹部正中アプローチによる左右両側の病巣搔爬,腓骨移植及び有茎大網移植を行った.画像上の改善が見られず,治療効果の判断に難渋したが,約2年の治療の後に治癒した.
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