江南厚生病院整形外科
名古屋大学整形外科
2020 年 11 巻 4 号 p. 779-782
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症例は10歳男児.誘因のない頚部痛を主訴に受診し,画像検査で環軸椎回旋位固定を認めた.カラー装着やグリソン牽引,全身麻酔下での整復後ハローベスト固定など約14ヶ月にわたる保存加療を行うも,回旋位固定が改善されず頚部痛も再発したため手術治療となった.O-C1関節病変を伴う環軸椎回旋位固定(OAARF)は環軸椎回旋位固定(AARF)と比べ保存治療の効果が悪い可能性があり,発症早期に評価し,手術治療の是非について検討を行う必要がある.
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