Journal of Spine Research
Online ISSN : 2435-1563
Print ISSN : 1884-7137
症例報告
脊柱アライメント不良を来した既術性成人脊柱変形に対する脊柱再建術:症例報告
菅原 亮斉藤 敏樹小原 徹哉田内 亮吏森下 和明山内 一平川上 紀明
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キーワード: 脊柱変形, 脊柱再建術
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2020 年 11 巻 4 号 p. 789-793

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抄録

症例は27歳女性.側弯症に対し17歳で前医にて後方矯正固定術施行.インプラントトラブルを繰り返し2度の追加手術を行ったものの,強い腰背部痛と矢状面配列異常が残存していた.転居を機に27歳で当科初診.二期的前後合併骨切り矯正固定術を行い,腰背部痛は改善した.

不適切な脊柱変形手術によるアライメント異常は,患者にとって長期に多大なる苦痛を生じうる.正常な脊柱アライメントの獲得を目指した術前計画を立てる事が重要である.

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© 2020 Journal of Spine Research編集委員会
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