虎の門病院整形外科
2020 年 11 巻 5 号 p. 866-871
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はじめに:頚椎損傷に対する後方固定術の合併症には,ヘルニアや血腫,インプラント設置不良などが知られている.
症例:70歳代男性の神経症状のないC4-5頚椎損傷に後方固定をした.術直後に対麻痺があり,MRIで黄色靭帯のたわみによる脊髄圧迫がみられた.速やかに椎弓切除して麻痺は回復した.
結語:術後の麻痺は,速やかな画像評価と理学所見によって適切な術式を選択する必要がある.
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