関東労災病院脊椎外科
2020 年 11 巻 7 号 p. 955-960
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脊椎再手術において,骨欠損が大きく通常の骨盤アンカーでは固定性を得るのが困難な場合がある.このような症例に対し,骨盤アンカーとしてのIliosacral screwの有効性について検討した.20名のCT画像を評価し,後上腸骨棘外側の浅い刺入点からS1PSと同一平面上で約30°傾け仙腸関節面を通過させることで,神経損傷のリスクを抑えながら挿入できると考えられた.実際にサルベージとして用いた4名で良好な短期成績を得ることができた.
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