道東の森総合病院脳神経外科
北海道大学脳神経外科
2021 年 12 巻 6 号 p. 894-897
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
はじめに:中殿皮神経障害は腰痛疾患としては一般的ではないが腰痛の原因となり得る.
症例:61歳女性.主訴は5ヶ月前からの右臀部の痛み.神経学的には右臀部にTinel様徴候を認め保存的治療で改善なく抵抗性を示したため右中殿皮神経剥離術を施行.術後痛みは完全に消失した.
結語:手術では中殿皮神経の発見のため腸肋筋と最長筋との筋間剥離が有用と考えられた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら