2021 年 12 巻 7 号 p. 933-937
はじめに:骨粗鬆症性椎体骨折(OVF)後神経障害に対しballoon kyphoplasty(BKP)併用顕微鏡視下後方除圧術を行っている.
対象と方法:BKP併用顕微鏡視下後方除圧術を施行した31例を対象とし,神経障害を伴わないOVFに対しBKPを施行した72例を対照群として設定した.
結果:局所後弯角に有意な変化はなかったが,JOAスコアは有意に改善した.対照群と比較し,矯正角度は有意に小さかった.
結語:本術式では十分な矯正は得られなかったが,JOAスコアは有意に改善した.