熊本大学整形外科
2022 年 13 巻 6 号 p. 818-822
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超高齢社会を迎えた我が国では,骨粗鬆症患者数も増加の一途を辿っている.骨粗鬆症は骨折などがなければ,一般に少なくとも強い疼痛の原因とはならないと考えられている.しかし,腰背部痛はもっとも多い愁訴の1つであり,骨粗鬆症を背景として疼痛が発生している可能性もある.本稿では日本腰痛学会2021におけるシンポジウム「超高齢社会における腰痛診療」において報告した腰痛と超高齢社会における骨粗鬆症治療について考察したい.
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