Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
活動報告
胃がん患者と家族の調理実習を取り入れたがんサロンの実際
平 優子牧野 智恵澤木 英子飯田 正代碓井 未央西嶋 博司酒徳 光明
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2015 年 10 巻 1 号 p. 926-930

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抄録

胃がん術後の食生活のストレスを緩和することを目的に,調理実習を取り入れたがんサロンを,医師・がん看護専門看護師・NST専従管理栄養士・がん相談支援センター看護師・調理師で開催した.胃がん術後患者と家族を対象とし,参加者20名(患者12名,家族8名,男性8名,女性12名,夫婦6組)だった.平均年齢64±13.4歳にがんサロンのアンケート調査を実施した.全員が全項目において「良かった」「まあ良かった」と回答していた.61%(n=11)が楽しかったと回答し,88%(n=15)が「料理教室での料理は今後の参考になる」としていた.調理実習は,調理技術を知るだけでなく,参加者同士が交流する機会になり,その後の意見交換で自由な語り合いを促す機会となった.また同病者が意見交換することは,互いの体験を知ることにより自分との共通性を知り,自分だけの問題ではなく,普遍性があることに気づく機会になった.

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© 2015 日本緩和医療学会
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