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Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 3 p. 259-269

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http://doi.org/10.2512/jspm.12.259

原著

【目的】がん患者の家族介護者のquality of life(QOL)に影響を与える因子を明らかにする.【方法】2012年3月にインターネット調査で,がん患者の家族400名に日本語版CQOLCの21項目を調査した.【結果】CQOLCの4つのドメインのうち,心理的負担感を高める因子は介護者が女性,要介護のほかの家族がいる,介護の必要性が高いことであった.介護による生活の支障を増加させる因子は介護者が女性,要介護のほかの家族がいる,患者との関係が良好だと思わない,介護の必要性が高いことであった.経済的負担感を高める因子は介護者の年齢が60歳以下,患者が発病してから収入が減少した,患者の性別が男性であることだった.介護肯定感を高める因子は患者との関係が良好だと思う,介護の必要性が高いことであった.【結論】がん患者の家族介護者の負担感を軽減し,介護肯定感を失わずに介護を続けるために様々な側面からQOLを向上する取り組みの重要性が示唆された.

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