【目的】在宅終末期ケアを担う同行看護師が実践する役割の実態を明らかにするため,終末期・慢性期患者および家族への関わりを比較検討した.【方法】機能強化型在宅支援診療所の同行看護師10名を対象に,診療場面/診療以外の場面での看護実践を複数回答可の自記式で調査した.その内容をχ2検定により終末期・慢性期の群間比較でその差を分析した.【結果】調査期間中患者286名(終末期61名,慢性期225名)に対し実践1533件であった.群間比較の結果,終末期の診療場面では「医材・薬剤の準備」「意思決定支援」「診療時の多職種連携・マネジメント」,診療以外の場面では新規患者の「相談」に有意差がみられた.【結論】同行看護師は,とくに終末期患者の訪問診療場面において関わりの特徴があり,医師と患者・家族の間に立って意思決定支援を行い,多職種マネジメントで継続支援,療養環境作り等を担う重要な存在であることが示唆された.