Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
症例報告
がん関連倦怠感に対してタウリンが有効であった2症例
相河 明規大坂 巌大野 茂樹木村 陽安達 勇
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2014 年 9 巻 3 号 p. 516-519

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抄録
進行がん患者の倦怠感の緩和には難渋することが多く薬物療法は限られている. がん関連倦怠感にタウリン4,000 mg分2/日を経口投与しCancer Fatigue Scale (CFS)スコアの改善を認めた2症例を経験した. がん関連倦怠感に対するタウリンの効果については, これまで報告された文献は皆無である. しかし, タウリンは古くから多彩な効果が報告されている薬剤であり, がん関連倦怠感に対する有効な薬剤の1つになる可能性がある.
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© 2014 日本緩和医療学会
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