2024 年 49 巻 1 号 p. 9-12
日本小児神経外科学会における2016年から2018年の発表演題の論文化率を調査した.全演題632のうち論文化されたのは173(29.0%)で英語66日本語107だった.英語ではChild’s Nervous System,日本語では小児の脳神経が最も多い掲載誌だった.90.2%は3年後までに論文化されていた.筆頭演者の性別は論文化率に関与していなかった.国内の学会における同様の報告はほとんどなく単純な比較はできないが,この結果は今後の学会の学術活動のさらなる活性化をはかる指標となりうる.