小児の脳神経
Online ISSN : 2435-824X
Print ISSN : 0387-8023
症例報告
遅発性に水頭症病態を呈した巨大後頭部脳瘤の1例
髙 成徹朴 永銖金 泰均横山 昇平木次 将史竹島 靖浩松田 良介田村 健太郎山田 修一西村 文彦中川 一郎
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2024 年 49 巻 4 号 p. 172-177

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抄録

巨大後頭部脳瘤の1例を経験したので報告する.胎児エコーで後頭部脳瘤を指摘された女児.在胎37週5日に帝王切開で出生し,生後4日目に脳瘤切除術および頭蓋骨欠損部の頭蓋形成術を施行した.術後6か月時点で多発のう胞病変を伴う水頭症病態を呈していたため,のう胞-腹腔シャント術,のう胞開窓術および頭蓋形成術を行った.初回手術では骨欠損部を吸収性プレートなどで覆わないと,術後に脳が再び突出する危険性がある.頭蓋欠損が自然に形成されることはなく,二次手術時に自家骨片を骨膜とともにrotation flapとして用いた頭蓋形成術を行うことが望ましい.

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© 2024 一般社団法人日本小児神経外科学会
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