小児の脳神経
Online ISSN : 2435-824X
Print ISSN : 0387-8023
症例報告
脳神経外科医が知っておくべき小児神経芽腫の特徴:急性硬膜外血腫様の画像を呈した1例
髙橋 新司高橋 研二中川 摂子松本 佳久坂井 英生橋川 拓郎長田 優衣上瀧 善邦菊池 仁杉田 保雄
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2024 年 49 巻 4 号 p. 178-182

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抄録

症例は1歳7か月の女児.右眼瞼皮下血腫および頭部CTで硬膜外血腫様の所見を認め増大傾向にあったため開頭血腫除去術を行った.術中所見では血腫とともに頭蓋骨の異常と硬膜外に軟部腫瘍を認めた.術後全身CTで右副腎腫瘍を認め,摘出した組織標本の病理所見を含めて神経芽腫の診断に至った.神経芽腫は早期治療介入で生命予後が改善することが知られている.しかし脳神経外科医にとって馴染みの薄い疾患であり,眼瞼皮下血腫と硬膜外血腫様の所見の合併が外傷によるものと断定せず,知識を持ち合わせることで早期治療介入できる.

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© 2024 一般社団法人日本小児神経外科学会
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