主催: 一般社団法人日本周産期・新生児医学会
会議名: 周産期学シンポジウム:Preterm を考える〜preterm児のCPとlate pretermの諸問題〜
回次: 32
開催地: 福岡県
開催日: 2014/02/07 - 2014/02/08
p. 65-69
背景
わが国では総出生数の減少にも関わらず低出生体重児が増加している。その一つの要因として在胎34から36週で出生するlate preterm児の存在が挙げられ,その成長発達の評価はフォローアップのうえで重要である。しかしながら,わが国におけるlate preterm児の成長障害に関する疫学データは乏しい。
本研究の目的は,神戸市におけるpopulation-based研究において,late preterm児における低身長の発生頻度を明らかにし,正期産児よりも低身長の発生の危険性があるかどうかを明らかにすることである。また,わが国でも条件を満たすsmall-for-gestational-age(SGA)性低身長症では,成長ホルモン(growth hormone:GH)治療の適用が認められているため,その適応と考えられる児の発生頻度に関して調査した。