日本義肢装具学会誌
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特集1 義肢装具の未来を創る―義肢装具士の卒後教育から
国際的な視野からみた義肢装具士の将来像
内田 充彦
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2014 年 30 巻 2 号 p. 65-69

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抄録
質の高い義肢装具サービスには,専門職に対する適切なレベルの教育が必要である.国際義肢装具協会(ISPO)は,WHOと協働し,カテゴリー(CAT) I∼IIIの3つの養成目標レベルを推奨した.この理念は広く受け入れられ,教育プログラムの国際的な基準となっている.ISPOは,さらに世界各国の教育プログラムを評価し,それぞれがCATレベルに達するためのコンサルタントと認定を行っている.神戸医療福祉専門学校三田校が,2012年にCATIとして認定されたが,この過程の中で臨床教育の不足が指摘された.本稿は,国際的な基準からみた日本の義肢装具教育の課題を明らかにすることを目的としている.そこから,まずは世界的な基準に近づくための日本の義肢装具士の卒後教育についての提案を行った.
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© 2014 日本義肢装具学会
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