日本義肢装具学会誌
Online ISSN : 1884-0566
Print ISSN : 0910-4720
ISSN-L : 0910-4720
特集2 高齢下肢切断のリハビリテーション徹底討論
高齢下肢切断者の在宅生活
—理学療法のポイントと生活支援における課題—
大籔 弘子高瀬 泉沖西 正圭藤本 和希東 祐二手塚 勇輔中塚 彩子金澤 慎一郎陳 隆明
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 32 巻 2 号 p. 110-115

詳細
抄録

末梢動脈疾患による高齢下肢切断で義足を使用し生活している症例を紹介する.車いす移動を併用しながら,適切な歩行補助具を使用した義足歩行は屋内や屋外での活動に有効である.入院中の理学療法介入では,義足の使用目的と移動方法の確立,的確な義足装着の定着,「義足を装着したADL」と「義足非装着ADL」の練習·環境調整,断端ケアと義足管理の習慣化,トラブル発生時の対応が大切である.退院後の生活支援には,義足歩行の継続,身体機能評価と迅速かつ適切な介入が必要である.そのために,切断·義肢を専門とする医療機関や製作施設によるフォローアップ体制の充実と地域支援スタッフからの要望に対応できる連携体制の構築が課題である.

著者関連情報
© 2016 日本義肢装具学会
前の記事 次の記事
feedback
Top