2016 年 32 巻 4 号 p. 233-236
車椅子バスケットボールはダブルドリブルがないことと,クラス分けルールの採用以外は,競技規則や使用するコート,リングの高さなどはすべて通常のバスケットボールと同じである.格闘技とも称されるほど激しいコンタクトや,華麗な車椅子の操作が魅力の競技であるが,魅力あふれるプレーを支える競技用車椅子は,ルールの改正とともに少しずつ変化してきている.参加プレーヤーの障害特性の多様化が進む中,プレーヤー個々にとっての車椅子の「最適化」を目指すためには,プレーヤー自身がどのようなプレースタイルを希求するのか,というニードを明らかにすることが不可欠であるが,その思いを実現させていくためには,車椅子製造者やエンジニアの協力が欠かせない.