2023 年 39 巻 4 号 p. 291-296
ALS患者は進行性の難病であり,病態に応じて車椅子や電動車椅子の利用が必要になってくる.介護保険制度と障害者福祉制度(障害者総合支援法)で対応が異なる.すでにある商品の中から選ぶ介護保険制度では入手や機種変更が容易な反面,身体状況に十分あったものがなかったり,付属させたいパーツがつけられないことがある.一方,利用者の身体状況に適合させたものを作製する障害者福祉制度ではニーズにある程度対応できるが,オーダーメイドゆえ作製に3〜6カ月の期間がかかったり,耐用年数が6年と決まっているため,作製時期も慎重にならざるを得ない.それぞれの制度のメリット,デメリットを理解し,適切に運用をしていきたい.