日本義肢装具学会誌
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調査・研究報告
理学療法学科学生の長期臨床実習における義肢装具の経験に関する調査
島袋 公史大村 優慈立津 統砂田 宏典浅見 豊子
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2024 年 40 巻 1 号 p. 53-58

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抄録

理学療法において適切な義肢装具の選択および提案はガイドラインで推奨され,重要な要素であると考える.しかし,重要度は高い認識があるものの,義肢装具に関する卒前教育が不十分という報告がある.本研究では,理学療法学科学生が長期臨床実習で得た義肢装具の経験と実習前に修得しておく必要があると感じた知識について明らかにすることを目的とした.対象は,理学療法学科学生75名で,個人の電子端末から質問に回答した.内容は,実習施設の内訳,義肢装具経験の有無,経験した義肢装具,説明を受けた内容,経験した内容,実習前に必要と思う知識を調査した.今回の調査では,約80%の学生が実習中に義肢装具を経験した結果となった.義肢装具装着,装具歩行評価を中心とした関わりが多い結果となり,学生は経験を通して基礎分野の知識を顧みる傾向にあることが示唆された.今後,実習前の学生への情報提供や対策として取り入れる必要性があると考える.

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© 2024 日本義肢装具学会
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