2025 年 41 巻 2 号 p. 92-96
補装具は身体障害のある方にとって,日常生活や社会生活を送るうえで不可欠なものであるが,補装具の作り替えの時期や相談先などがわからない方が多くいるという状況が指摘されている.そのため補装具のフォローアップに関してさまざまな取り組みがなされている.今回,当センターにおける調査結果では,治療用装具等から補装具としての支給への移行段階において周囲の支援者の役割が大きいこと,また制度を知ることにより補装具の再作製について本人・家族が主体的に判断する傾向がみられた.そのため補装具のフォローアップにおける支援と連携については,装具を作製した医療機関などで情報を伝えていくという取り組みが必要で,さらに地域でかかわる医療機関,リハビリテーション専門職等や,作製した義肢装具の事業者などの役割も重要であると考えられた.