2025 年 41 巻 2 号 p. 97-103
補装具の作り替えの相談に来た方の中には,アライメントがズレてしまっている下肢装具や靴底が片減りするなど,耐用年数をはるかに経過し矯正力を失った装具を見かけることがよくある.本市では,2020年3月に「補装具管理手帳」を作成し,補装具の利用者や関係者へ配布するとともに,研修会を開催するなど,フォローアップ体制に取り組んできた.また,地域包括ケアを支える取り組みの1つとして地域リハビリテーション支援体制の構築を進めており,このようなネットワークは補装具のフォローアップを進める上で重要な役割を果たすと考えている.本稿では,補装具管理手帳についての取り組みに加え,手帳の効果的な運用に必要な地域リハビリテーション支援体制との関連について報告する.