日本義肢装具学会誌
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在宅重症心身障害児 (者) の座位保持装置の有効活用
使用状況と満足度から
宮崎 泰松村 伸次芝田 利夫阿部 浩美柳迫 康夫
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2005 年 21 巻 3 号 p. 160-165

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抄録
在宅重症心身障害児 (者) の保護者53名を対象に, 座位保持装置の使用状況調査と満足度に関する17の質問項目および有用性について5段階評価を行った. 使用されていた座位保持装置は, 木製椅子18台 (34%), 工房バギー6台 (11%), モジュール型座位保持装置7台 (13%), モールド型座位保持装置9台 (17%), 移動用モールド型座位保持装置13台 (26%) であった. 座位保持装置の利用率の低い対象者は53名中8名 (15%) みられた. 17の質問項目のうち, 満足度の高い項目は, 「色」「丈夫さ」「快適さ」「適合性」「仕上がり」等であり, 満足度の比較的低い項目は「重さ」「小型化」「通気性」等であった. 機種別の満足度に差はなかった. 座位保持装置の有用性は, 最高得点を5点とすると平均4.3点と高かった. 使用頻度と満足度および有用性とでは相互に相関があった. 座位保持装置の有効活用を進めるにはこれら不満項目の改善が考えられる.
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