日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナにおけるジベレリン3酸化酵素遺伝子のフィードバック制御機構の解析
*松下 茜松永 祥子金本 理沙高橋 陽介
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p. 036

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抄録
植物ホルモンであるジベレリンは植物の成長のさまざまな局面で作用する。したがって植物はジベレリンの内生量及びシグナル伝達を適切に制御していると考えられる。ジベレリン合成に関わる酵素のうち、ジベレリン3酸化酵素は活性型ジベレリンの合成の最終段階を触媒するため、ジベレリンの内生量の制御に特に重要である。実際にこの酵素の遺伝子発現は内生ジベレリン量に応じて負のフィードバック制御を受けることが知られている。我々はシロイヌナズナのジベレリン3酸化酵素遺伝子であるAtGA3ox1を用いて、この負のフィードバック制御の分子機構を解析している。まず5'欠損AtGA3ox1プロモーターを用いた解析により、負のフィードバックに必要なシス領域を決定した。このシス領域は最小プロモーターに結合することでジベレリンによる負のフィードバック制御を付与できた。次に、酵母1-hybridスクリーニングにより、このシス領域に結合するトランス因子として新奇AT-hookタンパク質を同定した。このAT-hookタンパク質は酵母内で転写活性化因子として機能し、またダイマーを形成した。さらにゲルシフト解析によりin vitroで上記シス領域にAT-hookタンパク質が特異的に結合することを確認し、結合に必要な塩基配列を明らかにした。
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© 2005 日本植物生理学会
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