日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
会議情報

短日植物アサガオにおけるGIGANTEAホモログの単離と解析
*樋口 洋平小野 公代星野 敦飯田 滋鎌田 博小野 道之
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 292

詳細
抄録
長日植物シロイヌナズナより単離されたGIGANTEA (GI)遺伝子は、光周性花成制御や概日リズム制御に関わる重要な鍵因子であることが明らかとなっている。今回我々は、絶対的短日植物であるアサガオの品種・紫 (Pharbitis nil cv. Violet) において、GIのホモログであるPnGIを単離し、解析を行った。PnGI遺伝子の全長塩基配列を決定した結果、この遺伝子は1166アミノ酸から成るタンパク質をコードし、推定アミノ酸配列は、シロイヌナズナとイネのGIと比較し、それぞれ70 %、67 %の相同性を示した。PnGIの発現は明期に増加し、明期終了時に発現極大を迎える日周変動パターンを示した。また、連続明や連続暗といった恒常的な条件下においては、約24時間のサーカディアン発現変動を示した。これらの結果は、シロイヌナズナやイネにおいて明らかとなっているGIの発現様式と一致しており、GIの発現制御機構がさまざまな植物間において保存されていることを示唆している。PnGIの発現に対する光中断の影響やシロイヌナズナにおいて作製した35S::PnGI過剰発現体の解析を含め、光周性花成誘導との関連について考察する。
著者関連情報
© 2005 日本植物生理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top