日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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Dual Site Gateway Binary Vectorシステムの開発と利用 -2遺伝子同時クローニングシステムを用いた解析例-
大岡 誉日野 武志木村 哲哉石黒 澄衛*中川 強
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p. 497

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抄録
 我々は今までにGateway cloning法が利用できるバイナリーベクター(初期型pGWB)の作製を進めてきてた。今回はこれらを発展させ、2つの遺伝子を同時にクローニングできるベクターシステムの開発を行った。
 初期型pGWBシリーズではattR1とattR2配列を用いて1つの遺伝子のクローニングを行っていた。今回は2つ目の遺伝子をクローニングするために、attR3、attR4という新しい組換え配列も有するベクターを構築した。また、attL1-attL2タイプのエントリークローンを本システムで利用可能なattL3-attL4タイプに変換するためのベクターも作製した。これにより既存のエントリークローンをそのまま使用することが可能となった。さらに、初期型pGWBで用いられているタグ・レポーター融合カセットを移設し、2つの遺伝子への自由なタグ・レポーター融合を実現した。このDual Site Gateway Binaryベクターシステムを用いることで、既存のエントリークローンを出発材料として、2つの融合遺伝子をバイナリーベクターに容易に同時クローニングすることが可能である。
 遺伝子機能の研究において、2つの遺伝子の相互作用を細胞学的・生化学的に解析することは非常に重要である。そのため着目する2つの遺伝子に自在にタグ・レポーターを融合し、1つのベクターに載せて同時に発現させることが可能なシステムは極めて有用であると考えられる。本システムを用いた解析例についても紹介をしたい。
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© 2005 日本植物生理学会
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