日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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フォトトロピン2の発現量を調節した形質転換体の青色光応答の解析
*木村 光宏加川 貴俊
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p. 573

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抄録
青色光受容体フォトトロピン (phot)は、光屈性、葉緑体光定位運動、気孔開口、葉の伸展などを制御し、その結果、植物の光合成活性を最適化するのに非常に重要な役割を担っている。演者らはこれまでの研究から、強光ストレスの回避に重要な葉緑体光逃避運動において、その運動速度とphot2の蓄積量に相関があることを示した。葉緑体光逃避運動以外でもphot2の発現量が青色光応答に影響している可能性がある。そこで、シロイヌナズナphot1phot2欠損変異体に、CaMV35S::PHOT2-GFP融合遺伝子を導入したシロイヌナズナ形質転換体を作製し、各形質転換体におけるphot2の蓄積量と表現型との関係について解析した結果を報告する。
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© 2005 日本植物生理学会
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