日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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色素合成およびプラスチドの形態に異常のあるシロイヌナズナchlorina5変異体の解析
*田中 亮一澤 進一郎小保方 潤一田中 歩
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p. 827

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抄録
chlorina5(ch5)は、pale greenの葉をもつシロイヌナズナの変異体として、1983年にKoorneefらによって報告された。この変異体では、クロロフィルやカロチノイドの含量が野生型のほぼ半分に落ちている。われわれは、昨年度の本学会で、Chlorina5遺伝子が、亜鉛結合プロテアーゼをコードすることを報告した(倉田ら、2004)。
今回は、ch5変異体の形質とChlorina5タンパク質の局在について、新たな知見を得たので報告する。
1) 電子顕微鏡での観察の結果、ch5変異体の葉緑体は、グラナ層の重なりが野生型よりも少なく、また、ストロマラメラが、(電顕写真上において)途切れているように見られる箇所が、多数存在することが明らかになった。
2) 葉緑体遺伝子の発現をマイクロアレイを用いて調べた結果、trnRやtrnWなどの発現が大きく減少していることが明らかになった。
3) Ch5タンパク質は、光合成器官(葉)に強く発現し、非光合成器官でもわずかに発現していることが明らかになった。
4) Ch5タンパク質は、葉緑体においては、チラコイド膜に存在することが明らかとなった。
 以上の結果から、Ch5タンパク質の機能について考察する予定である。
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© 2005 日本植物生理学会
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