日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第46回日本植物生理学会年会講演要旨集
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メチル化DNA結合タンパク質の生理機能
*矢野 愛子小池 晶子荻田 信二郎和田 七夕子佐野 浩
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p. 873

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抄録
メチル化DNA結合タンパク質(MBD タンパク質)はゲノムDNAの5-メチルシトシンを認識する。MBDタンパク質は遺伝子の発現抑制に機能することが動物で知られているが、植物での機能はあまり解析されていない。私たちは酵母2ハイブリッド探索により、シロイヌナズナのMBDタンパク質AtMBD5と相互作用する因子としてsmall GTPaseであるAtRan3を得た。本研究ではAtMBD5とAtRan3の相互作用とその生理機能を解明することを目的とした。
両者の特異的な相互作用を確認するために、AtMBD5とAtRan3の組換えタンパク質を作製し、プルダウンアッセイを行った。結果は予想どおりであったが、特にGTP結合型AtRan3とAtMBD5の結合が顕著であった。転写の動向をノザン法で調べたところ、両者ともシロイヌナズナの各器官で発現しており、特に花で強く発現していた。Ranタンパク質は細胞分裂の進行に関与することが動物で知られている。そこで、AtMBD5とAtRan3の蛍光融合タンパク質を作成し、タバコBY2細胞に導入、細胞分裂期の動態を観察した。細胞分裂前期、中期、後期ではAtMBD5はAtRan3と連動した挙動を示した。これらの結果からAtMBD5とAtRan3が生体内で複合体を形成し、細胞分裂の進行に関与している可能性が示唆された。
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© 2005 日本植物生理学会
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