日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナにおけるミトコンドリアFtsHメタロプロテアーゼ欠損突然変異の解析
*坂本 亘Gibala-Litwin MartaJanska Hanna
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p. 182

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抄録
FtsHはAAAモチーフを持つ膜局在型のメタロプロテアーゼである。植物では葉緑体チラコイド膜とミトコンドリア内膜に存在し、酵母及び動物のミトコンドリアでは内膜の内側(matrix)と外側(intermembrane space)にプロテアーゼ活性部位を配向させたホモログが知られており、それぞれm-AAA、i-AAAプロテアーゼと呼ばれる。シロイヌナズナゲノム内には12個のFtsHをコードする遺伝子が存在し、GFPトランジェントアッセイではこれらのうち9つのFtsHが葉緑体に局在し、その他はミトコンドリアに局在することが明らかになっている。さらに最近、この中の1つFtsH11がミトコンドリア、葉緑体の両方に局在することも明らかになった。よってミトコンドリアには4種のFtsH (FtsH3, 4, 10, 11)が局在し、FtsH3及び10がm-AAA、FtsH4及び11がi-AAAとして内膜に存在することがわかった。ミトコンドリアFtsHはProhibitinと呼ばれるタンパク質と相互作用し複合体を形成する。今回は、これらミトコンドリア型FtsHをコードする遺伝子のT-DNA挿入変異体のホモ接合体を単離し、4種類のFtsH遺伝子全ての組み合わせで二重突然変異体を作成した。得られた個体の形質及びFtsHタンパク質の蓄積についてもあわせて報告する。
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© 2006 日本植物生理学会
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