日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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ジベレリン (GA) 細胞内受容体GID1の機能解析ーGA結合部位とSLR1結合部位の同定ー
*上口(田中) 美弥子中嶋 正敏大宮 博子浅野 賢治北野 英己芦苅 基行松岡 信
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p. 403

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抄録
最近、我々はジベレリン (GA) の細胞内受容体、GID1をイネより単離した。GID1は、核に存在し、GAと結合すると、次に抑制因子であるSLR1と結合する。これにより、SLR1は分解され、GA応答が起きると考えられる。
今回は、GID1とGA、及びGID1とSLR1の結合部位について解析した。現在までに、我々はgid1変異体として、gid1-1~gid1-6のシビアなアリルとgid1-7, gid1-8の弱いアリルを単離している。前者の変異部位は、すべて、イネとアラビドプシスに保存されたアミノ酸で、GID1たんぱく質の中央付近に位置した。一方、gid1-8は、N末端側に変異があった。GID1は、hormone sensitive lipase (HSL) とよく似た一次構造を有しているが、この中央付近には、HSLの活性中心を構成する "catalytic triad" に対応するアミノ酸がある。gid1-1~gid1-8に対応する変異型GID1、ならびにN末、C末端側を欠損させたGID1たんぱく質を作製し、これらのGA結合能を調べた結果、中央付近からC末端までがGAとの結合に必須であった。このことから、HSLの活性中心様構造がGID1でも存在し、GAとの結合に関与することが予想された。さらに、SLR1側のGID1との結合部位について調べたところ、DELLA, TVHYNP領域が必要であることが解った。
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© 2006 日本植物生理学会
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