日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第47回日本植物生理学会年会講演要旨集
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サツマイモのデンプン粒結合型スターチシンターゼI遺伝子にみられる多型性
*木村 貴志斎藤 彰
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p. 561

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抄録
デンプン粒結合型スターチシンターゼI(GBSSI)はプラスチドにおいてデンプンのアミロース合成に関与する酵素である。我々はこれまでにライブラリーのスクリーニングによって得られたサツマイモGBSSI遺伝子のゲノミッククローンおよびcDNAクローンの塩基配列について報告を行っている。今回、6倍体であるサツマイモにおけるGBSSI遺伝子の多型性を調べるために、複数の異なるクローンについて解析を行った。今回解析を行ったのはORFを完全に含む5つのゲノミッククローンと2つのcDNAクローンであり、既報の塩基配列を含めて5種類のグループに分けられた。これらのORF領域の塩基配列の一致度は98.1%-98.9%であった。推測されるGBSSI成熟タンパクのアミノ酸配列も5種類存在し、アミノ酸配列の一致度は99.1%-99.6%であった。以上のことからサツマイモの個体内で機能するGBSSIタンパクはヘテロな集団であることが示唆される。さらにゲノミッククローンのイントロンを比較したところ、13個のイントロン全てについて長さに多型(1-89bpの違い)がみられた。現在ORFを完全に含まない部分長のクローンについての解析を行っている。
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© 2006 日本植物生理学会
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