日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
第48回日本植物生理学会年会講演要旨集
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シロイヌナズナ緑葉の液胞に局在するGDSL Lipase family タンパク質の解析
*高橋 健太郎黒柳 美和近藤 真紀西村 幹夫西村 いくこ
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p. 805

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抄録
シロイヌナズナの緑葉から単離した液胞のプロテオーム解析から,液胞にAt3g14210タンパク質が大量に蓄積していることがわかった.ここでは,At3g14210タンパク質をVML (Vacuolar Major Lipase)と呼ぶ. VMLはGDSL Lipaseモチーフを持っている.シロイヌナズナにはこのモチーフを持つタンパク質が100以上あるが,多くは機能が未知のままである.VMLの機能解明のためのツールとして,特異抗体を作製した.緑葉破砕物を遠心分画すると,VMLは液胞膜やマイクロソームと同じ画分に回収された.しかし,この画分をさらにショ糖密度勾配で遠心分画すると,VMLは,小胞体,ゴルジ体,液胞膜などに局在するマーカータンパク質とは異なる画分に濃縮された.架橋剤を用いた実験では,イムノブロットで高分子量へのバンドシフトがみられたことから,VMLは複合体として存在することが示唆された.免疫蛍光抗体法では液胞内部にドット状のシグナルが検出されたことから,VMLが液胞内腔で複合体を形成していることが明らかになった.VMLの生理学的な機能を明らかにする目的でT-DNA挿入による欠損変異体を確立した.VML欠損変異体の表現形の解析結果についても併せて報告する.
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© 2007 日本植物生理学会
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